TwitterにTwitterCardを指定したOGPタグ付きのWEBサイトを投稿すると、OGPタグに指定された画像をサムネイルとしてツイート上に表示してくれる機能があります。↓こんなやつですね。
この機能で使用されるサムネイル、ひょっとすると顔の場所を認識してトリミングしてくれているのでは?という発見がありました。と、言いますのも上の画像、元はポートレートサイズ(縦長)のこんな画像なんです。
自動的に中央ど真ん中を正方形に切り抜くと、こうなります。(WordPressのサムネイル機能を使っています、なんの判断もなく自動的にど真ん中を切り抜いています)
つまり、顔がある部分を最適に切り抜く制御をしなければ、最初の画像のように自然なサムネイルにはならないのです。私は当初、(OGPタグに対応させるために、綺麗に切り抜きをしなければいけない、めんどくさいな。)と思いながら、とりあえず動作を試すためにツイートしたんですが、びっくりしました。他の例も見てみましょう。
TwitterCardの画像
元の画像
中央をトリミングしたもの
TwitterCardの画像は、顔の位置を判断して左上限界まで残しています。中央をトリミングした場合、ウイッグが切れています。
TwitterCardの画像
元の画像
中央をトリミングしたもの
TwitterCardの画像
元の画像
中央をトリミングしたもの
TwitterCardの画像
元の画像
中央をトリミングしたもの
いかがでしょうか?ポートレートの性質上、画像の下半分に顔があるものは検証できていませんが、TwitterCardのサムネイル機能は、最適なサムネイルを生成しているのが判ります。Facebookではこの程度のサイズであれば、トリミングせずそのまま縦長でサムネイルを生成してくれます。止むを得ずトリミングされても、やはり顔がある位置を優先するという報告があります。もちろん極端に中心を外れた顔は対応しないので、SNSに載るプレビューを重視するならば初めから対象サイズにトリミングすべきでしょう。気にしないなら、それはそれで手間を掛けなくとも自動的に顔を捉えてくれる機能ですから、こんなに便利なものはないともいえます。